議会リポート
2013年6月27日
- 問題発生後の危機管理意識について
- 水道配水池ボート事案
- 配水池の点検方法及び点検マニュアルは
- 上下水道局危機管理行動計画のうち、何れの行動マニュアルに基づいて対応したのか
- ボート発見後の初期対応として、マニュアルでは配水中止とならないのか
- 飲用した市民からの健康被害の確認はどのようにしたのか
- 事件後の市内全配水池の点検方法は
- 6月6日からの夜間パトロールの効果は
- 市民の信用はどのように回復するのか
- 子宮頸がん予防ワクチンについて
- ワクチン接種後、副反応が生じることを認識していたか、市内での状況は
- もっと早く、副反応について市民にお知らせすべきではなかったか
- 勧奨中止の周知方法
- 子宮頸がん検診が肝要、受診率の実態と向上への努力は
- 水道配水池ボート事案
- 宝怩フホスピタリティ力を高める
- バリアフリーな観光のまちで活性化を
- 観光バリアフリー戦略は
- 周年事業での事業者との協働は
- 阪急・JR宝怏w
- 郵便局
- バリアフリーな観光のまちで活性化を
大島 淡紅子
おはようございます。無所属の大島です。
きょうは、大きく2つにわたって質問をしたいと思います。まず、
私たちは、情報がないことで不安が増大します。市民生活に大きく影響することが生じたとき、行政職にある皆さんは市民に先んじて情報を得ることができ、私たち議員も比較的初期の段階で情報が入ることが多く、一般の市民と意識のずれが生じることがあります。今回は、特に危機意識に関して2件、市民の意識とのずれを感じることがありましたので、反省の意味を込めて質問をさせていただきます。
5月30日、上下水道局職員が月見ガ丘配水池貯水槽内で、ビニール製レジャーボート、オール、付近からはゴーグル、日焼けどめクリーム、短パン、簡易テント等を発見しました。貯水槽点検口のふたの鍵が取り外され、周囲には簡易テントや水中眼鏡もあり、何者かが高さ2メートルのフェンスを乗り越えて侵入したと見られたので、6月3日、宝塚警察署に建造物不法侵入の被害届を提出しました。
この配水池からは平井山荘地区など400世帯、約1,000人に配水していますが、残留塩素は水質基準を満たす濃度であったため、他方の池から通水を行い、翌31日、全項目の水質検査を行った結果、基準値以下で異常は見られないが、池の洗浄を行いました。同日、市内全47ヵ所の配水池も緊急点検しました。市民からは苦情等はないと10日の産業建設常任委員会で報告がありました。
その後、14日には地元自治会員対象の説明会を開催されましたが、住民の不安感は想像以上に大きく、また、そのとき新たにわかったこともあったので、何点か質問をいたします。
- 市内配水池の点検はどのようにされていますか。点検マニュアルはあるのでしょうか
- 上下水道局危機管理行動計画のうち、いずれの行動マニュアルに基づいて対応されたのでしょうか
- ボート発見後、断水せずに緊急水質検査を行っています。初期対応として、マニュアルでは配水中止とならないのでしょうか
- 飲用した市民からの健康被害の確認はどのようにされたのでしょうか
- 事件後の市内全47配水池の点検をされましたが、その方法はどうなっていますか
- 6月6日から夜間パトロールをされています。その効果についてお伺いします
- 市民の信用はどのように回復されるんでしょうか
- 子宮頸がん予防ワクチンについて
この14日、厚生労働省からの勧告を受け、宝塚は阪神間ではいち早く、週明けには推奨中止のお知らせをホームページに掲載されましたことをまずは申し上げます。22日には日本産婦人科学会もこの中止を妥当とし、同時に、ワクチンは安全としながらも独自調査を行うと発表しました。では、どうすればよいかという保護者の声も聞きます。
この4月から定期接種となった子宮頸がんワクチンですが、2009年12月販売後から接種後の副反応が多々報告されていました。発熱、発射部の痛み、腫れ、しびれ、湿疹からギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄膜炎といった神経の病気も、因果関係の有無にかかわらず報告されていました。
そこで、厚労省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は、特に注射部位でない持続的な疼痛、しびれ、脱力感に着目し、定期接種を積極的に推奨すべきではないと判断しました。ただし、これを受けての厚労省勧告では、希望者が定期接種を受けることができるよう接種機会の確保を図ることとも述べています。また、この合同会議において、今後早急に副反応症例について調査の後、専門家による評価を行い、積極的な勧奨の再開の是非を判断すると言っています。しかし、このたびの事態は市民にとって混乱や疑惑を招いているので、その原因を指摘します。
まず、副反応ではと疑われる事例の多さと重篤さです。前日の合同会議では、因果関係の有無にかかわらないとはいえ、副作用発生率は、接種100万回当たりですが、155.7から245.1回と報告されました。これは、ヒブワクチンの2.4倍から3.4倍、インフルエンザの20.8倍から32.7倍に当たります。
次に、がん予防効果の不透明さについてです。2010年、国立感染症研究所が出したヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関するファクトシートを読んでみます。粘膜型HPVのうち少なくとも15種が子宮頸がんから検出され、うちHPV16型と18型が海外の約70%の子宮頸がん発生にかかわっていると推定され、2種のワクチンをその感染防御のために接種している。日本では、HPV16型は42.4%、18型は7.7%、合わせて50%強。また、海外においては性活動を行う女性の50%以上が生涯で一度はHPVに感染すると推定されているが、若い女性の90%は3年以内に消失、自然治癒する。このことからHPVの潜伏持続感染が推定される。ゆえに感染症対策としての観点からは、HPV感染から子宮頸がん発生まで10年以上が必要であり、海外でHPVワクチンの接種が開始されたのが2006年であることから、全人口レベルでの子宮頸がん患者死亡者の減少につながるかは、今後の長期にわたる調査検証が必要である。また、公共経済学的な観点からは、正確な子宮頸がんの罹患患者数及び死亡数は把握されていない。また、子宮頸がんに検出されるHPV16型とHPV18型の正確な割合も確定していない。そのため、現時点では、我が国のHPVワクチン導入の費用対効果の正確な評価は難しいとありました。
次に、名称ですが、このファクトシートでは感染予防を目指すHPVワクチンと呼んでいるものが、がんの発症を予防するかのごとき名称に変わっています。さらに、4月に定期予防接種となったものが6月には積極的に接種を勧めないというまさしく朝令暮改、ただし有効性とリスクは理解して受けてねと、一体どっちやねんと突っ込みたくなる責任の所在が曖昧な事態が国民の不信感を募らせます。矢面に立つ自治体としては、突然降りかかった事態ではありますが、市民の平穏な暮らしを守らねばならず、適切な対応をお願いしたいと思います。
そこで、お尋ねをいたします。
- ワクチン接種後、副反応が生じることを認識していましたか。市内での副反応報告状況はどうでしょうか
- もっと早い段階で、副反応について市民にお知らせすべきではなかったでしょうか
- 勧奨中止の周知方法はどうされましたか
- 子宮頸がん検診が肝要、受診率の実態と向上への努力はどのようにされていますか
- 宝怩フホスピタリティ力を高める
宝塚市が来年迎える節目の年、トリプル周年というまたとないチャンス。宝塚市をさらに多くの方に知っていただき、わざわざ足を運んでいただくほどの魅力が必要です。しかもその魅力は、1年限りで終わるのでなく、また訪れたくなるまち、住み続けたいまち、そして誰かに紹介したくなるまちを目指し、質問をいたします。
- バリアフリーな観光のまちで活性化を
- 観光バリアフリー戦略は
- バリアフリーな観光のまちで活性化を
いち早く着目し、市民との協働で事業化しているのが伊勢市です。伊勢市バリアフリー観光向上事業は、伊勢市が調査に基づいてNPO法人に委託し、
- バリアフリー観光導入を宿泊施設の利用客数アップにつなげるための相談や建物改修に対する提案を行う無料相談
- バリアフリー工事に対する改修補助
- マスコミへの情報提供やホームページ等でのPR
などを行っています。事業は宿泊施設の意識を変え、観光客が今、何を必要としているかを考えるようになり、売り上げが倍増した旅館も出てきました。
バリアフリー観光まちづくりで期待される効果としては、
- 大きなマーケットである高齢者の観光需要の取り込みによる地域活性化
- 先進的な取り組みで地域の知名度、イメージ向上
- バリアフリー旅行商品の開発とその社会的PR
- 高齢者、障がい者に優しいまちとしてのPRと同時に住みよいまちの実現
- 地域資源担い手の再発見とそのネットワーク化
などがあります。シンシアのまち宝塚を標榜する観光都市としてはどのように考えているかをお尋ねいたします。
- 周年事業での事業者との協働は
- 阪急・JR宝怏w
- 郵便局
- 周年事業での事業者との協働は
との協働はどうでしょう。
周年事業を観光都市宝塚の活性化への起爆剤として成功させるためには、市民との協働が大前提であります。この市民には当然事業者が含まれますが、余り見えてきません。特に、観光客や市民に影響力が大きい公的事業者、中でも鉄道事業者と郵便局との協働について、市の考えを伺います。
中川智子 市長
大島議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
まず、問題発生後の危機管理意識についてのうち、子宮頸がん予防ワクチンについてのワクチン接種後の副反応についてですが、子宮頸がん予防ワクチンの接種後に原因不明の体の痛みが起こるなどの副反応が発生することについては、厚生労働省に設置された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において議論がされていたことから、厚生労働省のホームページから情報を得て認識はしておりました。
なお、市内では、接種直後に気分不良や頭痛、血圧低下などが認められ、数時間後に回復する副反応の事例が2件発生しましたが、いずれも重篤な事例ではありません。
次に、もっと早く、副反応について市民にお知らせすべきについてですが、厚生労働省から本年6月14日付で積極的な勧奨を一時見合わせる旨の通知を受けたことから、本市では、速やかに医療機関へ周知するとともに、市民の方には市のホームページでお知らせいたしました。
次に、勧奨中止の周知方法についてですが、広報たからづか7月号でも市民の方に周知することとしていますが、6月24日に市内の中学1年の全女子生徒と中学2年から高校1年までのワクチンを未接種の女子生徒に対して、保護者宛ての通知により、接種勧奨を見合わせていることや、接種を希望する場合はワクチンの有効性やリスクを理解した上で接種することについてお知らせしています。
次に、子宮頸がん検診が肝要、受診率の実態と向上への努力についてですが、2012年度の受診率は前年度から0.2ポイント減の18.7%となっています。受診率向上への取り組みとしては、子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となる全てのウイルスに予防効果があるわけではなく、ワクチンを接種した人も検診を受けることが必要であることから、昨年度に引き続き、特定の年齢の人を対象として、5月末に検診手帳と検診無料クーポン券を配布しました。また、子宮頸がんの発症は20歳から30歳代に急増していることから、乳幼児健診に来られた母親向けに啓発チラシを配布するほか、本年5月から健康センターで子宮頸がん検診を受診される方のお子さんを託児という形でお預かりするなど、若い世代の方が受診しやすいように取り組んでいるところです。
次に、宝塚のホスピタリティ力を高めるのうち、バリアフリーな観光のまちで活性化の観光バリアフリー戦略についてですが、まず、宝塚のホスピタリティ、いわゆるおもてなしの心を育てるということが集客の上で大変重要であると考えています。宝塚を訪れる人がどなたでも安心してゆっくりとまちの魅力を感じ、楽しく快適な思いを持って帰ることができるということが、ひいては集客につながり、またリピーターの獲得につながります。
現在、高齢者の方や障がいのある方のバリアフリー対応につきましては、一部旅館施設のホームページでバリアフリーのお部屋の紹介を行っていますが、手塚治虫記念館やナチュールスパ宝塚、各宿泊施設などにおいては、使用する器具や介助者の必要性など利用する方によって状況が異なり、きめ細やかな対応が必要であるため、お客様の状況や要望を直接お聞きしながら対応しているところです。
しかしながら、今後、トリプル周年に向け、少しでも安心して安全に宝塚でお過ごしいただけるよう、手塚治虫記念館やナチュールスパ宝塚でのバリアフリーの御案内方法について工夫を図るほか、歌劇100周年で御来宝いただく方のためにも、JR宝塚駅や阪急宝塚駅周辺のバリアフリーの状況についてお知らせできるような取り組みを検討してまいります。
次に、周年事業での事業者との協働についての阪急・JR宝塚駅及び郵便局についてですが、本市は来年度を宝塚歌劇100周年、宝塚市制60周年、手塚治虫記念館開館20周年を同時に迎えるという大きな節目の年と位置づけており、記念すべきトリプル周年として新たな事業へのチャレンジや既存事業の見直しなど多彩な取り組みを行いながら飛躍と発展の年としていきたいと考えています。その中で、市民のアイデアやボランティアなど市民力の活用のほか、阪急及びJRの両宝塚駅を活用した事業や郵便局などの公的事業者との協働についても、宝塚市全体が一体となって周年事業を盛り上げるために重要な取り組みになると考えています。
現在、宝塚歌劇とは、花のみちのバナー掲示やトリプル周年を明示した包装紙、ランチョンマットなどの配布のほか、その他、宝塚歌劇を生かした企画について協議を進めています。また、鉄道事業者や旅行代理店など各専門分野の第一線で活躍されている方々とも意見交換をしており、民間事業者の皆様と連携しながら、宝塚を訪れた方に喜んでいただき、集客につながる取り組みについて検討しています。
そうした意見交換の中のアイデアについては、庁内で組織した宝塚市トリプル周年記念事業推進会議企画委員会で費用対効果も考慮しながら事業化が可能なものについては、その実現に向けて取り組みを進めてまいります。
上下水道事業に関する御質問につきましては、上下水道事業管理者から答弁をいたします。
南隆 上下水道事業管理者
大島議員の上下水道に関する御質問にお答えいたします。
問題発生後の危機管理意識についてのうち、水道配水池ボート事案の配水池の点検方法及び点検マニュアルについてですが、現在、市内には47ヵ所の配水池があり、職員2名1組体制で毎週1回の巡回点検を実施しています。また、そのうち月1回については配水池上部の点検を行うこととしています。
点検の主な内容としては、入り口など扉の施錠状況や、敷地境界のネットフェンス、敷地内の異常の有無の確認などとなっています。また、上部の点検では、水槽点検口の施錠や転落防止柵の状況などの確認を行っています。
なお、これまでこれらの点検は経験的な要領によってのみ行っており、具体化したマニュアルは整備していません。現在、今回の事案を機に、個々の点検項目を具体的に明記してチェックするなど新たにマニュアルを作成しているところであり、今後、早急にマニュアルによる点検を実施することとしています。
次に、宝塚市水道危機管理行動計画のうち、どの行動マニュアルに基づいて対応したのかについてですが、宝塚市水道危機管理行動計画では、テロ対策、水質事故対策、クリプトスポリジウム対策、震災対策・停電時対策、渇水対策の各行動マニュアルを策定しています。今回の事案は、発覚するまでに、月見ガ丘配水池から水を供給している平井山荘及び平井1丁目・2丁目地区の一部の住民の方からは水質の異常や水道水飲用による健康被害等の連絡がなかったこと、また、事案発覚時に配水池水槽の残留塩素検査を行い、基準値以上の数値が確認できたこと、また、配水池水槽内に泡や油、浮遊物等は見られず、濁りや色、においについても異常がなかったこと、ボートやテントなどの遺留品などの状況を見てテロ対策や水質事故対策に該当するものではないと判断しました。
しかしながら、今回の事案は生命、健康を脅かす事態へつながる可能性のある重要な事案であることから、局内に対策本部を設け、市危機管理担当とも連携しながら、地域住民の皆様への情報提供や水質検査の継続実施、配水池の高圧洗浄、他の市内全配水池の点検など、緊急の対策を決定し対応に当たりました。
次に、ボート発見後の初期対応についてですが、発覚時の各種の状況からテロ対策・水質事故対策には該当しないと判断しました。また、水の安全を確認しましたので、ボートが発見された水槽とは別の水槽からの通水を継続することとしました。
次に、飲用した市民からの健康被害の確認についてですが、さきに述べましたように、事案発生の当日までに水道水飲用による健康被害等の情報は得ていないこともありましたので、対象住民の方に対するアンケートなどの健康調査は実施していません。なお、6月18日に兵庫県宝塚健康福祉事務所に確認しましたが、市内での健康被害集団発生は今のところ確認されていないとの情報を得ています。
次に、事件後の市内全配水池点検方法についてですが、本事案発覚の翌日5月31日に他の全配水池46ヵ所の緊急点検を実施しました。まず外観の検査を行いましたが、いずれの配水池についても異常はありませんでした。その後、引き続き6月7日までに全配水池の上部水槽点検口の施錠確認を行いましたが、異常はありませんでした。
次に、6月6日からの夜間パトロールの効果についてですが、現在、当配水池には夜8時から翌朝6時までの間警備員を配置していますが、これまで異常は発生していません。今回の事件の特殊性に伴う連鎖的な犯行を危惧していますが、防止に一定の効果を果たしているものと考えています。
次に、市民の信用はどのように回復するのかについてですが、まず月見ガ丘配水池については、堅固な鍵への交換や巡回監視の強化、人を感知するセンサーを設置しての警備会社による警備等を早急に実施して再発防止に努めたいと考えています。また、現在の宝塚市水道危機管理行動計画においてこの事案が合致するマニュアルがなかったことを踏まえ、本事案に対する今後の対応方針の策定、そして新たな危機事案の抽出や現マニュアルの再検証などを行うことを目的に、6月18日、局内に宝塚市上下水道局危機管理委員会を設置しました。この委員会では、本事案への今後の取り組みをまとめるとともに、他の全施設についての具体的な防止対策を取りまとめ、早期に実現していくことにより、市民の皆様の信頼回復に向け取り組んでまいります。
以上でございます。
大島 淡紅子
丁寧な御答弁ありがとうございました。
まず、水道の配水池の件からです。
産業建設常任委員会なんかで視察に行かせていただいた後とか質問でやりとりしている中でもどんどん進んでいっているようで、今のお答えを聞いて安心しているところです。これからが大切だと思いますけれども、少し不明なところがありますので、また聞かせていただきます。
幾つか産業建設常任委員会のときに資料をいただいています。そこの中には鍵のステンレス化とか、それから鍵の二重化とかその辺を書いていただいておりますし、それから今の御答弁の中でもパトロールをつけるとかそういうことをおっしゃっておりますけれども、これ47配水池全部対象ではないというふうに私は認識しているんですが、どうでしょうか。ほかの配水池にというか、全配水池対象のものというのはどういうふうにされるのか、ちょっとお答えください。
南隆 上下水道事業管理者
今回の月見ガ丘配水池は、人家に隣接しているということもありますが、一番高いところで山に近いところにあるというふうな条件がございまして、人目にはつきにくいという場所でございます。また、ほかには全く人目につかないようなまちもございますし、住宅の中にある配水池もございます。そういったことで、現在考えておりますのは、こういった月見ガ丘配水池と同様の配水池が十数ヵ所あるということでございますので、まず、そういった同様の配水池についてどういった安全対策ができるか具体策を練りまして取り組んでいきたい、このように考えております。
大島 淡紅子
やっぱり本当に住宅の真ん中にあるような配水池もありますし、そうかと思うとちょっと山を分け入って入っていかないといけないようなところもありますから、その辺、一律というわけにいかないと思いますので、御検討いただけたらと思っています。
その中でも、今幾つかおっしゃっていましたけれども、防犯上問題があるというところは、具体的には今こんなところありますというふうにおっしゃったけれども、大体何ヵ所ぐらいというふうに見ておられるんでしょうか、それをちょっとお願いします。
南隆 上下水道事業管理者
現在のところ、約15ヵ所程度というふうに考えております。
大島 淡紅子
15ヵ所ぐらいということで、実は私も平井山荘での自治会向けの説明会のほうに出席をさせていただいたんですけれども、住民の方からも御意見出ていましたけれども、やっぱりセキュリティーのプロの方たちにぜひ見てもらってください。なかなか目がセキュリティーのプロの方たちは見るところが違うので、コマーシャルでもよくありますけれども、無駄に幾つもセキュリティーをがんがんにしても皆さん方が今度、検査しにくくなるとか、そういうことになってしまうとまた逆効果ですので、必要なところだけ必要なものをつけるということがあるので、ぜひセキュリティーのプロに指導してもらってはどうかという御意見がありましたが、その辺はいかがでしょうか。
南隆 上下水道事業管理者
現在のところ月見ガ丘につきましては、警備会社に委託しまして、そこで設備を備えて対応するということで考えております。議員御指摘のとおり、全部が全部同じ対応が必要かといえば、そうでもないと考えておりますので、その辺いろいろプロのそういった御意見もお聞きしながら、どの配水池に、ほかの施設も同様でございますけれども、選別しながら、またその中で優先順位を考えて取り組んでいきたい、そのように考えております。
大島 淡紅子
ぜひ御検討ください。お願いします。
それと、産業建設常任委員会で視察に行かせていただきました。その前にも私もちょっと周囲をぐるっと見て回らせていただいたんですけれども、視察のときに幾つか指摘をさせていただきました。一部、雑木のほうは伐採してあるところもあったんですけれども、ちょっと中途半端な切り方なので、そこに足をかけてフェンスから侵入したような跡がありましたので、そういう木なんかはもう完全に根元から切ってしまう。それから、西側のところは雑木が繁茂していますので、もう鬱蒼としていまして、所有者の方をよく調べていただいて伐採してはどうかということ、これにはどういうふうに対応されましたでしょうか。
南隆 上下水道事業管理者
さきの常任委員会での現地視察の際、議員のほうからも御意見をいただいております。
まず、周辺の雑木等の伐採については、フェンス周り三方になりますけれども、かかっていこうということで今現在進めておるところでございます。
もう1点、下のほうの住宅から配水池が見やすいように、防犯上もああいう鬱蒼とした中でかなり問題があるというふうな御意見もいただいております。現在、土地の所有者も確認した上で、どういった対応ができるか、できるだけ見通しのつくような、そういった環境面も考えながら今後取り組んでいきたいというふうに考えておりまして、現在のところそういうふうに進めておるところでございます。
大島 淡紅子
今言っていただきましたが、私も2日に、お休みの日だったか、日曜日だったかと思うんですけれども、午前中見に行ったんですけれども、ずっとぐるぐる見て回っていましたら近所の方が出てこられたんですね。それぐらいやっぱり、あそこは公園がありまして、昔、いろんなたまりとかそういうこともありましたので、結構、周囲の方は見ておられるんです。見ておられるんだけれども、やっぱり雑木が邪魔して見えにくいということなんで、あそこさえ切っていただければ何かあったら気がつくはずなんだけどなというふうにおっしゃっていましたので、ぜひ早急にお願いしたいと思います。
それと、視察のときに指摘をちょっとさせていただいたんですけれども、11月に階段室の鍵がなくなっていたというふうにおっしゃっていたんですが、そのときの対応はどういうふうにされたんでしょうか。
南隆 上下水道事業管理者
先ほども申し上げましたが、週1回点検に回っているという中で、11月に階段部分の鍵がなくなっていたという報告は報告書の中で記入されております。ただ、このときの対応としまして、上部にまで上がって点検したのか、こういったことについては報告がございません。そういったことで、そのとき鍵がなくなっていたという報告だけで終わっているという状況でございますので、この点については今後、十分精査して、このようなことのないようやっていかなければならない、このように考えております。
大島 淡紅子
階段の鍵がなくなっているということは階段を使おうと思ってあけたというふうに普通は想像すると思うんです。ですから、やっぱり上に上がっていただくというのは私は当然の意識だと思うので、そういうと少し危機意識というのが希薄だったんじゃないかということですが、これから注意するということですので、その辺、しっかりマニュアルのほうでもまた対応いただけたらというふうに思います。
もう一つ、ちょうど説明会のときに質問も出ていたんですけれども、初期対応がこれ正しかったんだろうかということがすごく疑問に、皆さんたくさん声が出ていました。緊急水質検査というのを現場でされたと思うんですけれども、その検査に要する時間というのはどんなぐらいなものなんでしょうか。
南隆 上下水道事業管理者
そのときの対応としましては、塩素をはかるということで、塩素がどういった状況にあるかということをはかるわけでございますけれども、その辺の塩素を測定する器具がございまして、それによってすぐに判別できるということで、時間的にはそんなにかかっておりませんが、詳しく何分ということでは今のところちょっと手元にございません。
以上でございます。
大島 淡紅子
自治会のときの説明では30分ぐらいかかったかなというようなことをちょっとおっしゃっていたんですけれども、そのときに、まず異物を発見したらすぐに通水をやめてほしかったとおっしゃるんです。それはボートだったんですけれども、例えば、こんなことはあり得ないかもしれませんけれども、動物の死骸が入っていたら、そういうときは検査が先なんですか、それとも通水中止するのが先なんでしょうか。
南隆 上下水道事業管理者
先ほど御答弁でも申し上げましたが、貯水槽の水の状況、また周辺のそういったボートなり残されている遺留品の状況等々いろいろ総合的に考える中で、残留塩素をチェックして大丈夫ということで通水したわけでございますけれども、今御指摘のとおり、例えば中で動物の死骸なり何らか異常があれば、それは即停水ということで移っていきます。
以上でございます。
大島 淡紅子
多分そうだと思うんです。私がまずあの事件を聞いたときに、人が亡くなっていないかなと思って物すごく気になったんです。そういう事件も今までありましたからね。もし例えばそういう動物の死骸とかがあれば、きっとすぐにとめられたと思うんですけれども、ボートというか、もう無機物だったから大丈夫だろうというふうに思われたと思うんです。
2ちゃんねるなんかもちょっとそのときチェックしてみたら、きっとあれは近所の人じゃないだろうと、あの水を飲んでいない人がやったんだろうと言っていました。サンオイルとかそういうのが何かあったと、日焼けどめクリームがあったと聞いているので、そういうものがきっと混入しているだろうけれども、自分が飲む水はきっとそんなところでボートは浮かべないだろうというふうに書いていました。
やっぱり、それだけに限らず、何が入っているかということを思えば、少しの間断水しても安全性を確認してもらえば、住民としたらそれのほうが、後で聞いたときにでも、それは別に間違っていなかったと文句言わないと思いますので、ぜひ危機意識のほうを優先させていただきたいというふうに思いました。
すぐに状況を説明するために、広報車をその後、出してほしかったという御意見もありました。テレビとか新聞で知ったという方が多かったので、やはりそれ以前に市としての報告を先にいただきたかったということです。断水のときにはよく広報車を回してくださいますけれども、あの辺は高齢化率も高いので、おうちにいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますから、十分、広報車出していただければよくわかりますので、広報車を出していただきたいと思います。
どんなにセキュリティーというのは固めても絶対漏れがありますよね。それにはやっぱり近隣の方の目というのが本当に大事だと思います。先ほど申し上げましたが、そうやって近所の方もしょっちゅう気にして見てくださっていたりするので、それは全配水池一緒だと思うんですよ。高いところにあるとか住宅街にあるというと余計にやっぱり目は結構見えない、死角になるようなところとかも絶対ありますけれども、何となく気配で、気になる方は、近所の方たちはもうそこに住んでおられるのでわかりますので、ぜひ近所の方たちの信頼をなくさないような手段をとっていただきたいと思います。お願いとしておきます。
それから、続きまして子宮頸がんワクチンのほうにいきたいと思います。
副反応についてですが、まず市のホームページのことです。ホームページで、不妊になるということはどうですかということで、そういうことはありませんというふうな形で報告をされていますけれども、子宮頸がんワクチンを接種する方へということもこの前、資料としてちょっといただいたんですけれども、あれは対象者に配布されているんでしょうか。
川窪潤二 健康福祉部長
対象者につきましては、先ほど市長から申し上げた形で通知文を送付させていただいてございます。
先ほどの市長答弁でございましたけれども、6月24日に、市内の全員になりますけれども、中学1年生の女子生徒、あと中学2年から高校1年までのワクチンを未接種の女子生徒の保護者に対しまして通知文を送付させていただいております。
大島 淡紅子
今の答弁でもありました個別通知ということをされているということですね。厚労省の通知では個別通知を求めるものではないというふうにあるんですけれども、市としての判断はどのようなことで個別に通知されたのか、その辺教えてください。
川窪潤二 健康福祉部長
今回の国の対応ということでは、あくまで本人の自主的な判断ということになってございます。そのことについて、時期的には8月、夏休み、そういう時期に接種される方が多いという実態がございますので、これはもう早急に国の通知ということだけは内容はお知らせする必要があるということで、今回は個別通知ということをさせていただいたということでございます。
以上でございます。
大島 淡紅子
厚労省のほうは慢性の痛み対策研究事業というのをこの秋をめどに開始するというふうに発表されているんですけれども、市としては大体その結論が出るというのは、少し言いにくいかもしれませんけれども、どれぐらいと考えておられるんでしょうか。例えば1年ぐらいのものなのか、5年も10年もかかるものなのかということで。
川窪潤二 健康福祉部長
ワクチン接種の再開の見込みということになりますけれども、現在の国の動きということで申し上げますと、専門家による評価というのを行って、その上で判断するということでございます。
今回の積極的な勧奨を見合わせるという措置でございますけれども、先ほど議員からも御指摘ございましたけれども、副反応の発生頻度が従来よりか定期接種の中では多いということがございまして、その内容を評価する必要があるということでは再開の時期は明言できないと。ただ、国の取り扱いとすれば、今現在、希望される方にはできるという意味では完全な中止ということではないということから推測しますと、あくまで一時的な措置であるというふうに考えてございます。
今後、国のほうから再開の通知があれば、速やかに医療機関に周知させていただくとともに、市のホームページ、広報紙あるいは市民全体の方にもお知らせしたいということを考えています。また、積極的な勧奨の差し控えということでは今回個別通知をさせていただいたんですが、それらの方につきましてもまた通知をさせていただきたいと考えてございます。
以上でございます。
大島 淡紅子
先ほどのいろんな副反応のことについてなんかは、ずっとホームページをどんどん進んでいくと出てくるんですけれども、接種されるときにお渡しされる「そこが知りたい子宮頸がん予防接種」という中には、不妊に対してはそういうことはありませんとか、まれに失神することがありますというぐらいのことしか副反応的なことが書いていないので、少し漏れがあるんじゃないかなというふうに思うので、その辺もまた、配布されるものもしっかり見直していただけたらなというふう思います。
それから、検診の受診率のことなんですけれども、先ほど市長のほうから答弁ありました。20歳から大体70代、80代までずっと数字が出ている中の受診率ということで出ていますけれども、国のほうで出しているのが20から69歳までの受診率というのがありましたので、それを見てみますと、2010年で全国平均が28.7%なんです。それに対して宝塚は2011年で14.9%、かなり低いんですね。
先ほどもお話しありましたが、若い母親向けにいろいろ取り組みをされている。やっぱり若い人たちで今、発症率がふえているということですから、一時保育をつけたりとか、検診に来られたときに受けていただく情報をお渡しするとか、そういういろんなアイデアはとてもいいことだというふうに思っていますけれども、働いている方とか未婚女性に関しての取り組みはどういうふうに考えておられるでしょうか。
川窪潤二 健康福祉部長
未婚女性の方となりますと、対象者として特定の方を捕捉するといいますか、とらえるということがなかなか難しいということがございますので、一般的な市の広報紙への記事掲載、広報板へのポスター掲示、市公用車へ受診勧奨ステッカーを掲示するなり自治会を通じての啓発チラシ、そういうようなこと、あるいは市内の何か広報紙、例えば商工会議所とかございますけれども、そういういろんな広報媒体を使って受診勧奨の記事を掲載したいというふうに考えてございます。
以上でございます。
大島 淡紅子
よく、検診のときに男性の医師だと恥ずかしいとか、そういうことがちょっと問題なんじゃないかということも言われていますけれども、なかなか検診に行かれる方は前もって男性の先生ですか女性の先生ですかと聞く方、いらっしゃいますけれども、ほとんどないと思うんです。だから、恥ずかしさというよりも、行くとどんなことされるのかなと思って怖いという未知の恐怖とか、それからあと、若いから大丈夫だわと思っておられる方、自分とは関係ないものだというふうに思われる方がやっぱり圧倒的に多いんじゃないかなというふうに想像されますので、そういう方たちに呼びかけるような取り組みというの、ネットなんか使っていただいたら、やっぱりそういう方はよく見られているので、そういう観点も少し必要じゃないかなというふうに思います。
それから、12月議会でも他の議員さんのほうから、細胞腎検診とHPV、DNA検査併用で感度が上がって、100%近くになるという報告もあるというふうにおっしゃっていますし、そのときの答弁で検討中だったんですけれども、現在、市ではどういうふうに検討されているんでしょうか。
川窪潤二 健康福祉部長
HPVヒトパピローマウイルス検査でございますけれども、海外では一定程度有用性が認められている検査ということでございます。日本国内ではまだ検証作業というものができていないということで、これから検証作業が行われていくと、25年度ですね。ですので、そういうことからしますと、宝塚市とすれば今年度の既にがん検診の事業が始まるということではちょっと間に合わないかなということで、既に子宮頸がん検診につきましても、受診率の向上ということからしますと今年度もう開始する時期が参っていたということでは、5月末にがん検診の無料クーポン券を配布という形で、半ば見切り発車の形でがん検診のほうを優先して実施しているというのが実情でございます。
以上でございます。
大島 淡紅子
疑問というんですか、どうしたらいいのかなという声も聞くんですけれども、例えば接種を2回終わったけれども、3回目、今どうしたほうがいいだろうかとか、それから、例えばもう既にひょっとしたらウイルスに感染しているかもしれないけれども、そういう私が接種していいのかとか、そういう何か結構わからないことというのがもう本当に基本的なことでたくさん出てくることが多いと思うんです。
厚労省の見解を待って接種時期を延ばしても十分間に合うとか、それから、今あるウイルスは排除できないけれども新たにウイルスが侵入することを防ぐことはできるんだとかいうちょっと違った観点で、またQ&A、余り難しいことでなくてホームページでアップしていただいたり、それから、ちょっと小さいカードみたいにして例えば女性用のトイレに置いておいていただくとか、そういうこともアイデアとして、先ほどの検診のこともそうですけれども、女性用のトイレを利用して今、DVのカードなんかを置いておられるけれども、ちょっと置かせていただくということも少し検討していただけたらというふうに思います。
全国の副反応の状況を厚生労働省発表の一覧表で確認して、その多さには圧倒されます。しかし、ワクチンというのは私たち生物にとっては異物です。体の中に異物を取り込むんですから、副反応を避けることはできないと思います。そのために救済制度というセーフティネットが整備をされております。一方で、子宮頸がんの中でも進行が極めて早く不幸な結果になりがちな腺がんというのがあるんですけれども、腺がんの原因となるHPVの18型に有効なのはワクチン接種ということも言われております。
今、賛否両論が飛び交って、それから議論もネット上では本当に激化しておりますけれども、調べるほど、私はワクチンの是非ということに関して申し上げることはできません。できることは、テレビで映像が繰り返し流れるために市民の方が戸惑って、行政への不信が募ることを回避することです。そのために、質問という形で議会で取り上げさせていただきました。市としては、市民の不安を取り除くために正しい情報を提供し、それで罹患を妨げるさらなる努力をお願いします。
続きまして、市民のホスピタリティ力を高めるに移ります。
まずは、バリアフリーの調査をできたらしていただきたいというふうに思っています。しかも当事者の方たちにしていただきたいと思うんです。しかも、それもまたお仕事としてしていただきたい、就労としてしていただきたいと思います。
今現在、バリアフリーマップというのを先日、市のほうからいただいたんです。私も一つ持っていまして、これは平成21年度版です。市内全体、駅ごとに大体、駅周辺ということでつくっていただいています。それには、スロープがあるとか点字ブロックがあるとかトイレがオストメイトがどこにあるとか、そういうことを書いていただいています。
それと、これ2011年版でつくってくださっているのはお食事どころマップなんです。レストランとかそういうところを中心に、ここはトイレはどうなっているとか、そういうことを書いてあります。この中でもちょっとあっと思ったことが一つあるんですけれども、障がい者トイレの手洗いの場がセンサーで感知して出るタイプは、体を支えるために、トイレの横に洗面台がついているときがありますけれども、それを手すりとして使うときに手を入れると水が出てくるので、びちゃびちゃに袖がぬれてしまうというようなことも書いておられる。こんなことはなかなか本当に車椅子利用者の方でないと気がつかないと思いますので、ぜひ当事者の方に調査をお願いしたいというふうに思います。
先ほどの伊勢市のNPO法人がいろいろ着眼点ということも言っていますが、宿泊できるところとか露天風呂が入れるかとか、視覚障がい者も楽しめるのか、お店でサポートしてもらえるとかいろいろ幾つか観点がありますので、それを注意して見ていただけたらというふうに思っています。
今度、アンテナショップをつくられるというふうにお聞きしているので、ぜひ車椅子を設置しておいていただきたいと思います。施設には車椅子があるけれども、駅からどこかへ行ってまた帰ってくるときにまた車椅子を持ってきてというようなことをするよりも、やっぱり車椅子を幾つか置いてありますということを前もって書いておけば、車椅子不必要で来られる方だっていらっしゃると思うので、障がいがある方だけじゃなく、高齢の方でも長時間歩くのがちょっとできないという方なんかは車椅子があるととても助かりますので、ぜひお願いしたいです。
それから、早急にバリアフリーのトイレのマップだけでもつくっていただいて、アンテナショップに置いていただきたいというふうに思います。さっき何か少し取り組みも考えているというふうにおっしゃっていたので、それは要望にしておきますので、ぜひお願いします。
きのうもちょっと出ましたけれども、観光集客戦略に向けての提案というのが今度ありました。あそこの中でも、調査の中では安近短と書いてありました。安近短の個人型リピーター客が中心となっているのが宝塚の観光だということです。安くて近くて、短って何だったかちょっと忘れました。ごめんなさい。その中で、まさしくこれ年金生活者とか、それから体の不自由な方、高齢者、障がい者のことだと思うんですよ。その方たちが一人でも来れるというようなことに着眼して、ぜひしていただきたいと思います。
そして、暮らしたいまちが訪ねたいまち、訪問していただく方に便利ということは住んでいる方たちは皆さん便利と、もう当たり前のことなんですけれども、なかなか目がいかない。
それともう一つは、やっぱり我がまち意識の醸成、魅力を自分でわかることでおもてなしの心を育むということを書いておられました。私も先日、京都に行ってバスを乗り間違えたんですけれども、バスの中でごちゃごちゃ言っていたら、おりられる本当に20代初めの若い女性だったけれども、私、今からそこまでお連れしますと言って、ちゃんと連れていってくださいました。それぐらい自分たちのまちと思ってはるんですね、京都なんかは特に。
だから、こういう人がふえていけば、ああ、いいまちだなというふうに思っていただけると思うので、やっぱり自分たちのまちということに我がまち意識を上げるということに着眼しておられたのはとてもいいと思います。
それから、理念というところが出ておりましたけれども、心のゆとりとか安らぎとか癒やしということがやっぱり観光……。それから、私が今回出しましたホスピタリティということについて、このことなんです。先ほど思いやりとかおもてなしと言っていただきましたけれども、対価を求めないものなんです。喜びを与えることに重きを置いているという点が大きくて、そこがちょっとサービスと違うところで、ホスピタリティにおいて重視されるのは人間性とか心情とか個性とか感性とか、報酬を求めての行動ではないということで、これは市民の方たちみんなに喜んで受け入れていただけることだと思いますので、ぜひお願いいたします。
それから、最後になりましたが、周年事業での事業者との協働に関して、先ほど、一部鉄道事業者とはもう何か協議が始まっているということだったので、ちょっと私のほうから駅メロの提案をさせていただきたいと思います。
駅メロというのは、列車が接近してくるときとか入線してくるとき、それから、あとは発車のときのメロディというのがあるんですが、入線時とか接近時というのはもとは警告音で近寄らないでくれということで注意を促す。それから、発車時の場合は、最初は笛と態度で出発進行とやっていたやつですね。あれですけれども、あれがベルになり、それからメロディに変わっていったんです。これは、専門的に研究しておられる方がいらして、激しいラッシュ時のときの乗降をスムーズにする効果があるんじゃないかというふうに言われています。
曲のことでもいろいろテーマソング型とか土地ゆかりの曲型。テーマソング型なんていうのは蒲田駅の「蒲田行進曲」なんか有名ですよね。あと、高田馬場駅と新座駅では「鉄腕アトム」をもう使っています。それからあと、島本駅はサントリーがありますからサントリーのCMソングを使っているみたいですけれども、あとは土地のゆかりの曲とか御当地メロディ、クラシックを使っているところもありますし、どうもゆずとかEXILEの曲なんか使っているところもあるみたいです。
この駅メロというのが東高西低のようです。関東では物すごく使われている。それは、先ほど申し上げたラッシュ時が物すごく激しいのでそれの緩和ということがあるのと、もう一つは鉄道会社の財務力があるみたいです。市としては本当にお金が要らないと言ったらあれですけれども、鉄道会社さんのほうで著作権料がやっぱり年間数百万ぐらいかかるかなというのがあるので、よしやろうということで手を上げられるのはやっぱり財務力にかかってくるかと思いますけれども、ぜひこれ、一度御検討いただきたいと思います。この辺ちょっといかがでしょうか。
山本寛 産業文化部長
駅メロに関してでございますけれども、JR、そしてまた阪急さんの駅、ターミナルがございます。それで観光客の方もそこを乗降してくるという多くの方が出入りする場所でございますので、そこのイメージに合ったもの、宝塚の場合でしたら歌劇もありますし、そして手塚治虫さんのイメージもあります。そういったものがメロディとして流せればイメージアップにもつながると考えますので、機会があれば鉄道事業者さんのほうにも提案をしてまいりたいと思います。
大島 淡紅子
ぜひ提案していただきたいと思います。お願いします。
それから、郵便局のことなんです。今までも手塚のほうで出張所なんか出してもらったことがあると思うんですけれども、イベント時にやっぱり臨時出張所を出していただきたいというふうにちょっとお願いしたいと思います。何か2001年の記念切手が大量に在庫があるらしいですよ。切手と同時に、消印なんですが、小型印というの、これを楽しみにしておられる方がいらっしゃいます。ちょっと小さくて見えないんでまた後でお渡ししますけれども、これもあわせて、手塚治虫15周年のときに何か小型印をつくってくださったみたいですけれども、今現在でも宝塚のレビューの分とかあるみたいなので、これもあわせて記念切手にしてもらうということで、もうこれ、ここしかないものですから、ぜひ利用していただきたい。
もう一つ、ハートフルレターというのがあるんです。それは、明治村だと有名なんですけれども、各地で幾つかあると思いますが、10年後の自分に贈るとか10年後の誰かに贈るという分なんです。あれも、本当は80円ですよね。それを300円で保管料と送料が入って、10年間保管しておかないといけないということもありますけれども、これも記念でということであります。
その中でちょっと見えてきたのが、宝塚郵便局さんと全然、昔のいわゆる本局ですけれども、コンタクトが何かほとんどできていないみたいなんです。局長さんが何か毎年結構かわられるみたいで、よその市は割とこういうことに熱心らしいんですよ。本当にがっちりと手を組んでやっておられるけれども、なかなか宝塚のほうでは余り郵便局とコンタクトがないみたいなので、ぜひ言っていただきたいと思います。
以上で、提案型の質問でしたけれども、ありがとうございました。